令和5年度役員研修会

2023.08.24

  • 開催日時 令和5年8月17日(木)10時
  • 会場 ザ・グランドパレス 3階グランドルーム

司会 仁義副会長

開会の言葉 藤本副会長

小川会長挨拶

ご来賓の皆様にはご公務ご多忙のところご参加いただきありがとうございます。後藤田知事をはじめいつも私達OB会にご支援をいただいている公益財団法人とくしま“あい”ランド推進協議会の副理事長手塚俊明様、常務理事兼事務局長の野々瀬由佳様、また本日の特別記念講演をしてくださる徳島大学の名誉教授の石川榮作先生もすでにお席につかれています。

8月に入り、台風6号、7号と九州、中国、近畿各地に大変な被害がもたらされ、徳島県では台風一過で涼しくなると思っていたところ、熱中症警戒アラートが出るなど、コロナとのダブル対策が必要な状況となってまいりました。我々高齢者は自分の健康と命は自分で守るとの強い思いで、毎日を元気に、注意しながら送っていきたいと思っています。

本日はお忙しい中、役員研修会に参加して頂いた皆様にお礼申し上げますとともに、これからもご協力を宜しくお願い申し上げます。

後藤田徳島県知事ご祝辞

後藤田知事からは、より現場に近いところで県民の声を聴き、現場で起きている課題をすぐに解決したいとの思いで知事に就任されたことや、県職員の皆さんに対しては、県民の方を向いて、自分たちの力を最大化していくことが、県民の力、ひいては徳島の力を最大化することになると仰っていること、また、本日の記念講演で取り上げられている『板東俘虜収容所』をはじめ、徳島には素晴らしいものが沢山あり、この素晴らしい徳島の力を最大化するには皆様方先輩から発信していただきたい、皆様方のお陰で今の徳島がある、とのお言葉がありました。

先頃、徳島市の阿波踊りが台風の影響で中止になった際には、交通機関も止まって徳島から出ることもできない観光客の方たちの声に応えるために、また、徳島県の阿波踊りのイメージを守るためにも、急遽、県庁前広場と藍場浜公園御成婚広場を踊りのために開放し、たくさんの方に喜ばれたそうです。

さらに、開かれた徳島県にしていきたいということ、タイや韓国との直行便の実現を目指していることや、秋には台湾とのチャーター便を増やすこと、ゆくゆくは定期便化したいとの構想や、徳島の歴史を観光に活かしていきたいといったお考えも伺いました。

来賓紹介

清水副会長

*徳島県知事

 徳島県シルバー大学校校長

 公益財団法人とくしま”あい”ランド推進協議会理事長

 後藤田正純 様

*公益財団法人とくしま”あい”ランド推進協議会副理事長

 手塚俊明 様

*公益財団とくしま”あい”ランド推進協議会常務理事兼事務局長

 野々瀬由佳 様

皆様お忙しい中 有難うございました。

石川榮作先生特別記念講演

『板東俘虜収容所でのベートーヴェン劇音楽「エグモント」』

《先生のプロフィール》

・福岡大学人文学部独語学科卒業

・九州大学大学院文学研究科博士課程

・徳島大学教養部教授

・徳島大学総合科学部教授(ドイツ語・ドイツ文学)

・徳島大学総合科学部長、徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部長,大学院総合科学教育部長

・徳島大学名誉教授

・放送大学徳島学習センター所長

本年4月からはすべての職を辞し現在は岡山県にお住まいです

《講話内容》

1918年6月1日ベートーヴェン「第九」日本初演

板東俘虜収容所のドイツ俘虜達はこの曲を通じて「仲間との一体感の歓び」そして故郷ドイツを見ていた。

1919年2月に『エグモント』をも4回上演。この劇音楽上演は心の架け橋だったといえる。

1.ゲーテの戯曲『エグモント』とベートーヴェンの劇音楽『エグモント』

ベートーヴェンはゲーテの戯曲に序曲も含め10曲の曲をつけた。

2.ベートーヴェンの劇音楽『エグモント』

作品全体は五幕からなる。16世紀、スペインに統治されていたネーデルラントの首都ブリュッセルが舞台。主人公エグモントはこの街で英雄として褒め称えられている。

・序曲 第一幕の前に『エグモント』序曲を鑑賞

第一幕 場面はブリュッセルの街。エグモントにはクラーラ(愛称クレールヒェン)という恋人がいる。

・第1曲「クラーラの歌」

・第2曲「幕間の音楽」

第二幕 ここで初めてエグモント登場。

・第3曲「幕間の音楽」

バイオリンの威厳に満ちた美しいメロディーの中にエグモントの苦悩が聞き取れる。

第三幕 クラーラの住居

・第4曲「喜びにあふれ、悲しみに沈む」

クラーラ、母親の前で「エグモントへの恋心」を表した歌を歌う。

・第5曲「幕間の音楽」 

第四幕 アルバレス公爵がブリュッセルの街に到着し、スペイン国王の命令に従いエグモントは逮捕され、牢獄に入れられる。      

・第6曲「幕間の音楽」 

第五幕 エグモントが逮捕されたことを知り嘆き悲しみ途方に暮れたクラーラは毒薬を飲んで自殺する。

・第7曲「クレールヒェンの死」

エグモントは死刑台に向かう前の夜に見た夢を語りその夢に曲をつける。

・第8曲「メロドラマ」

・第9曲「戦いのシンフォニー」

エグモントが「自由のために死ぬ」と言って処刑台に向かうところで第五幕の幕が降りるのに合わせて音楽が始まる。クライマックス。

エグモントの勇敢に戦う姿に民衆は立ち上がり、のちにオランダの国ができる。

3.ドイツ俘虜たちによる劇音楽『エグモント』上演 

彼らにとってこの上演は何だったのか?ドイツ俘虜の一人が収容所新聞『デイ・バラッケ』にこう記している。

偉大な芸術作品は時に縛られない。「エグモントは予言者のように叫んだ、彼らは抑圧することは出来ても屈服させることは出来ない」。ハンゼン指揮の素晴らしいオーケストラ、その大変な苦労に感謝の念をささげ、内容は悲劇だが「祝祭劇」であった、と締め括っている。

ドイツ俘虜たちも人道的な扱いを受けていたとは言え、先行きの見えない俘虜生活の中で「自由」と「解放」を求め、共感を呼び起こしたと結論づけることができる。             

昼食会

11:50スタート

円卓を囲んで和やかな雰囲気の食事会です。

閉会の言葉 岡山副会長(13:30)

おわりに

研修会もお開きとなり、ふと見ると石川先生は1階のレストランで放送大学時代の聴講生の皆さんと談話。

台風7号の影響も心配された中、石川先生には岡山から遠路はるばるお越しいただき本当にありがとうございました。

《次回予定》

8月28日(月)  13:30~  県立総合福祉センター5階

「映画鑑賞」ひまわり

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

写真:32期 常陸 記:33期 御堂