講話「気象庁から防災について」

2024.09.09

日時 令和6年9月9日(月)13時30分~

場所 徳島県立総合福祉センター 5階ホール

講師 徳島地方気象台 気象情報官 岡崎 賢治 氏

講師紹介

平成2年に気象庁入庁。気象庁に於いて天気予報だけでなく、様々な分野の業務に携わり、また国際貢献のため発展途上国でも勤務。今年度から気象台での業務に復帰され、予報作業から防災気象情報の利活用にいたる一連の流れを包括的に分析し、利用者の視点に立った地域防災支援を推進される業務に携わっておられます。

<講話概要>

〇地球温暖化と気象変動

地球温暖化と気象変動では、気温の上昇は、この100年で世界の平均気温は約0.76度、日本は約1.35度、徳島は約1.6度上がっています。徳島の熱帯夜も約25.5日増えています。

〇気象災害

気象災害については、5段階の防災気象情報を話してくれました。

 警戒レベル1(早期注意情報) 災害の心構え

 警戒レベル2(注意報級)   避難行動の確認

 警戒レベル3(警報中)    高齢者等避難

 警戒レベル4(土砂災害警報) 避難指示

 警戒レベル5(特別警報)   命の危険 緊急安全確保

〇地震・津波(南海トラフ地震)

 南海トラフ地震の30年以内の発生確率は、70~80%です。一部では震度7,広い地域で6強から6弱で、太平洋沿岸の広い地域に10mを越える津波が予想され、地震・津波への備えが大切です。 自らの命、大切な人の命を守るため今から備えることとして、家具の固定、非常持ち出し袋の準備、水・食料の準備、避難場所や避難経路の確認、感震ブレイカーの設置、建物の耐震化等などがあります。

今回は近年の異常気象、南海トラフ地震等これからの災害においての行動指針について分かり易くお教えいただき有意義な時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。

受講者 115名 

      写真 32期 常陸研修部副部長 

      記  36期 三木文書部長

次回予告

  【映画鑑賞】 

      日時 10月7日(月)13時30分~

     場所 徳島県立総合福祉センター5階ホール

     タイトル:『PLAN 75』 主演:倍賞 千恵子

   💛たくさんのご参加をおまちしています。