日時場所
7月14日(月)13:30~15:30
県立総合福祉センター5階ホール
講師
元陸上自衛官 一等陸佐 山崎 忠雄 先生

講師略歴
1952年(昭和27年)生まれ、現在72歳
1971年(昭和46年)富岡西高校理数科1期生卒業後、防災大学校入学
1975年(昭和50年)卒業後、陸上自衛官として北海道勤務を皮切りに全国各地で勤務
2007年(平成19年)松山駐屯地隊長を最後に一等陸佐で定年退官
退官後は、阿南市役所で「防災監」として8年間、防災訓練の企画運営、防災体制の向上に寄与。
現在、社会福祉法人で障害者支援に携わる傍ら、防災士として、また自主防災会会長として数多くの社会・地域貢献活動に活躍されている。
〇会長挨拶
本日の演目は「自衛隊と防(減)災について」です。緊迫した国際情勢、我が国の防衛体制そして頻発する大規模災害など崇高な任務を遂行されている自衛隊並びに防災・減災について、正しく知ることは大変重要であると思います。

講演内容
<自衛隊(防衛)について>
1.自衛隊の創隊
1945年→終戦
1950年→警察予備隊発足→朝鮮戦争勃発
1952年→保安庁に改編
1953年朝鮮戦争休戦
1954年→防衛庁設置 陸海空自衛隊発足
2007年→防衛省に格上げ

2.自衛隊の任務
主たる任務:日本の防衛 従たる任務:災害派遣・国際平和協力活動ほか
3.自衛官の定数
陸上自衛官・・15万人 海上自衛官・・4.5万人 航空自衛官4.7万人
4.日本の防衛体制
専守防衛 ハリネズミ=抑制力→スタンド・オフ防衛能力向上
5.日本の防衛費
1976年→G(N)DPの1%枠
2022年→1.3%5.5兆円
2024年→1.7%9兆円
2027年→2%11兆円
トランプ氏はNATO諸国に5%を要求
6.日本人の防衛意識
国のために戦う意識・・・65カ国・地域中で最下位
7.自衛官等募集
少子化、高学歴化、意識低下→自衛官志願者小→定員割れ→国家の危機
8.自衛隊時代のエピソード
矢臼別演習場で
・小隊長(23歳)として極寒の演習
・中隊長(28歳)として日本初の日米共同実働訓練
<防(減)災について>
1.最近の大震災

・プレート活動による地震・・4つのプレート

2.阪神・淡路大震災派遣活動の紹介
垂水が液状化しているため、王子陸上競技場に回られた話

助けるために・・ ・
・救助は72時間が、災害が起こってからの勝負時間・・3日間は、戦場がごとく活動
煙のある所へ救助にいけ・・・

・停電・断水・避難所や公園のトイレ・・被災地の現状
3. 日頃の備え
・家具の転倒防止棒・・壁側に設置
・持ち出し袋・・何が入っているか、メモを張っておく
・持ち出し袋の中身を9月1日防災の日に入れ替え・・ローリングストック
・自動車のガソリンは半分になったら補充
・向こう三軒両隣。日頃からのご近所付き合いが、いざの時に役立つ・・自助と共助が大切

「人生・災害など全てに通じる格言 」
○○しておけばよかった ×
○○しておいてよかった 〇
<追記(感想)>
近頃、頻発しているトカラ列島から九州での地震
このような日本ですから、防災については、ことあるごとに勉強が大切です。
聞いても、聞いても忘れてしまう私です。一緒に勉強させて頂きました。
参加人数
83名

記 佐々木(38期)
写真 常陸(32期)
次回の予定
期日 8月6日(水)10時~
場所 ザ・グランドパレス3階
内容 役員研修会
日程
時 間 | 内 容 |
9:30~ | 受付 |
10:00~10:20 | 開会行事 |
10:30~11:30 | 講演『相続と家族信託について』 講師 小谷 長子 先生 |
11:45~13:00 | ご昼食会 |
◇参加ご希望の方は、会長へ電話連絡をお願いします。