【講話】『徳島におけるオペラ・音楽療法』

2025.12.08

日時場所

12月8日(月)13:30~15:30

県立総合福祉センター5階ホール

講師

NPO法人オペラ徳島 理事長 杉尾 登志光 先生

講師紹介

1950年 宮崎県生まれ

武蔵野音楽大学 音楽学部声楽家卒業

森 正 指揮 九州交響楽団による「交響曲第9番」のバリトンリストとしてデビュー

以来、音楽大学等で声楽レッスン及び合唱指導、合唱指揮者として活躍すると共に、徳島県内外で多数のオペラに出演。またフレデリック・フースラーの発声法のトレーナーとして活躍。

現在 NPO法人オペラ徳島 理事長

   鳴門市「第九を歌う会」指導委員

   「阿南少年少女合唱団」常任指揮者

   「クレープマートル美馬」指導者を歴任

会長挨拶

講演内容

1.音楽療法(フースラーの発声法)について

この発声法は、いい声で歌うための訓練であり、歌う前に行うものです。心肺機能を高め、喉の筋肉を鍛える目的で行います。発声により筋肉を鍛えることは、高齢者にとっては若返りにつながり、また右脳左脳両方の活性化を促します。鍛える部分は主に頭、顎、肺です。

説明後、参加者全員で声を出す(筋肉を鍛える)実践をしました。

様々なジェスチャーを交えての発声練習

1)起立し、お腹を引っ込め、母音(おの発声)で声を出す。

2)声を出す訓練の順番

 ①お腹を動かさない

 ②鳩尾(みぞおち)を指で押し込みながら

 ➂横隔膜の周囲(横隔膜の前、横、後)を圧迫しながら

 ④喉を動かす

 ⑤声を止める(欠伸をした状態・声帯の振動で声を出す)

 ⑥衝撃点を意識して

 ⑦吸う力で(おしゃぶりの要領で)

この発声を実践継続することにより、高齢者でも声が出るようになり、よい声が出せるようになります。

2.童謡「ふるさと」の合唱

先の実践をふまえ、参加者全員で「ふるさと」を合唱しました。

3.ビデオ鑑賞

ビデオ鑑賞と説明

NPO法人オペラ徳島 

第12回公演<2009年12月23日 徳島文化センター>

ヨハン シトラウス作曲

オペレッタ「こうもり」全3部        

オペラの場面説明

三場面(①舞踏会開催前の場面、②舞踏会の場面、➂舞踏会が終わり刑務所の場面)を講師の解説を聞きながら観賞しました。

副会長謝辞

 

 

<編集後記>

時間の都合でオペレッタ「こうもり」は短時間での鑑賞となりましたが、参加者全員が声を出すなど楽しい時間を過ごしました。

寒くなると増々出かけることが少なくなり、籠りがちとなります。少しおしゃれをして音楽(オペラ等)を楽しんだり、美味しいものを食べたり、おしゃべりをしたりして心のときめきを見つけ、元気な高齢者でいたいと思いました。

参加者 93名

記 42期 平岡

写真 32期 常陸

<次回の行事>

『新年互例会』

 日時 1月12日(月)11:00~13:30

 会場 ザ・グランドパレス3階

 内容

 ・ 祝宴

 ・ 祝 吟詠  阿部 千恵子 さん

 ・ カラオケ

<次々回の行事>

【講話】徳島県在住の外国人のお話(演題未定)

 講師 サイ・チコウ さん(台湾の方)

    キタランス・ユキオ さん(日系3世の方)

 日時 1月26日(月)13:30~

 場所 徳島県立総合福祉センター5階ホール

※ 講話終了後に役員会を401会議室で開催します。

 💛たくさんのご来場をお待ちしています。💛