- 開催日
8月18日(木)
10:00~ - 場所
グランドパレス3階 - 記念講演
徳島市立徳島城博物館
館長 根津寿夫先生
飯泉知事、根津館長をお迎えして役員研修会が開催されました。
出席者48名
まず小川会長のあいさつに始まり、清水副会長の来賓者紹介。
続いて徳島城博物館館長の根津先生による記念講演「江戸時代の女性の暮らし、大名蜂須賀家の奥を中心に」と言うテーマで江戸時代の興味深いお話をして頂きました。
先生がこのテーマにたどり着いたのは、いろいろな文献を調べて行くうちに女性当主が散見されたり、裏長屋の住民でも「女手業」で生計を立てる者も多く、商家や農家の女性たちは重要な働き手であり、家の存続にはなくてはならない存在であった事からです。
では、武家の女性達はどうだったのでしょうか?
大名家の姫君は華やかに見えますが家勢の維持拡大を図るための政略結婚でした。
武家の女性は「家」に入ることを求められ蜂須賀家の奥勤めをする女性(奥女中・側妾・乳母)も少なからずおり彼女たちの中には養子を迎え家臣の「家」を創設する者もいました。
中には妾→側室→庶姫末席(藩主の家族)となる方もいたそうです。
その方たちも今は、その夫人、側室、子供達、孫、ひ孫と万年山墓地に眠っています。
城に仕えた武家の奥さんが古文書に残したカステラのレシピ。
再現して博物館の売店で販売したところ、なかなかの好評をいただいたそうです。
次に、休憩をはさんで飯泉嘉門知事のお話です。
「ポストコロナ新時代」へ果敢に挑戦
~「日本の未来社会」を徳島からデザイン~
~「アフターコロナ」への挑戦~
- 「新型コロナウイルス感染症」との闘い
- 「災害列島」を迎え撃つ
- 「人口減少」の処方箋
- DXの実装(デジタル社会の実現)
- GXの実装(グリーン社会の実現)
- アフターコロナ徳島戦略
~「ポストコロナ新時代」の創造へ
SDGs先進県「徳島」こそが「未知の世界」の羅針盤たれ!
と力強いお言葉で締めくくられました。
その後は知事、来賓者を囲み部毎の記念撮影。和やかな雰囲気のうちに終了いたしました。
お昼からは久しぶりのお食事会。
ひとテーブルに一名。全員前を向いての黙食です。寂しさは有りましたがコロナ禍、仕方ないですね。
飯泉知事、根津館長お忙しい中ありがとうございました。
次回講話
9月12日(月)10:00~
「災害と損害保険について」
東京海上日動火災徳島支店長
松島 徹 先生にお話をお伺います。
たくさんのご参加をお待ちしております。
写真:36期 三木
記:33期 御堂