研修日:令和3年6月24日(木)
行程
とくとくターミナル(7:00出発) ⇒ 徳島駅前(7:30) ⇒ 道の駅・日和佐(小休止)(8:50~9:05)⇒ モネの庭マルモッタン(見学・観光)(11:05~12:35)⇒ ホテルなはり(昼食)(12:45~13:35)⇒ 室戸世界ジオパークセンター(館内・現地見学 ※案内付)(14:10~16:10)⇒ 道の駅日和佐(小休憩)(17:35~17:50)⇒ 徳島駅前(19:15頃) ⇒ とくとくターミナル(19:40頃)着
梅雨の晴れ間に恵まれ良いお天気の一日でした。
松茂とくとくターミナル7:00、徳島駅前7:30、58名で元気に出発しました。
北川村「モネの庭」マルモッタン
この庭は、モネがこよなく愛したフランス・ジヴェルニーの庭をモデルに創られています。
印象派の巨匠クロード・モネは43歳から生涯の半分をこの庭とアトリエのある邸宅で過ごしたことはよくご存じと思います。ジヴェルニーの庭はモネの創造の源泉となり、「睡蓮」など多くの名作を生み出す舞台となりました。
そうした思いと精神を高知の自然の中に再現、世界で唯一「モネの庭」を名乗ることを許されているそうです。
モネの庭は「花の庭」「水の庭」「ボルディゲラの庭」と3つの庭があります。
1「花の庭」
モネが一番好きだったといわれているツルバラ「マーメード」。
朝起きた時に見られるようにと寝室の側に植えられていたそうです。
モネは毎朝、咲いたお花と香りを楽しんだといわれています。
そして一重の花の可憐で、はかなげな風情を愛しました。またバラも一重の品種が見つかるとすぐに買い求め、コレクションに加えていったそうです。
モネの愛した「マーメード」の見頃は5月ですが、今6月では紫陽花、グラジオラスが綺麗に咲いていました。
2「水の庭」
太鼓橋や藤棚・柳に竹、浮世絵の影響を受けたモネの日本を感じる庭は晩年彼をひきつけ、その風景は多くの作品として生まれました。光と、それによる水の反映、時間により移り行く色彩。「睡蓮」はモネの絵画の中でも代表作となりました。
3「ボルディゲラの庭」
”ボルディゲラの庭”はその光り輝くモネの作品と地中海の世界から発想して造られた世界で一つのオリジナルの庭です。
「2020年4月、北川村「モネの庭」マルモッタンは、開園20周年を記念し、3つある庭のひとつ、光の庭が”ボルディゲラの庭”として生まれ変わりました。モネは北イタリアの地中海沿岸の街ボルディゲラで光と色彩に魅了され、多くの作品を残しています。
室戸ユネスコ世界・ジオパークセンター
館内のパネル、岩石、南海トラフで掘られた海洋コアなどの展示を解説、案内して頂きました。
センター館内を見学の後、『新村遊歩道コース』で海岸に出てみました。
ボランティアガイドさんの説明で、ダイナミックな地球の営みを肌で感じることができました。約3500万~4000万年前に約4000mもの深海で出来た地層(シマシマのタービダイト層や深海の底であった“漣痕(れんこん)”を身近に観察することが出来ました。
室戸ユネスコ世界ジオパークは、高知県東部の室戸半島に位置し、面積248.20㎢の室戸市全域が範囲です。新しい大地の形成や変動する地球のダイナミズムを実感でき、プレートテクトニクス理論を陸上で初めて実証した四万十帯(付加体)の地質や、地震隆起と海水準変動によって形成された海成段丘など、詳しい研究がなされています。
国の天然記念物に指定されている室戸岬亜熱帯性植物樹林及び海岸植物群落も特異な景観をつくっています。
モネは自分のカンバスの上に絵を創作するのと同じように、自ら草花や木の種類を選んで庭に植えました。後に「まるでパレットのような庭」「生きた美術館」と評されたようです。
前日に咲き始めた青い睡蓮と色とりどりの睡蓮の咲く池でモネの描いた風景に出逢うことができました。
帰りの道中では、スコールのような雨に見舞われましたが、休憩を予定した道の駅を変更し、雨に濡れることなく帰宅することが出来ました。
おかげさまで楽しい一日を皆様と過ごすことができました。
次回9月15日(水)「高知仁淀川・久礼大正市場等」の日帰りバスツアーを予定しております。大勢のご参加をお待ちしております。
写真:31期 岩井
記:31期 蔭山