講話『地域防災について-地域を守る防災』

2023.10.07

2023.09.11

開催日時:令和5年9月11日(月) 13時30分~

場所:徳島県立総合福祉センター 5階ホール

講師:湯浅 恭史

講師プロフィール

大学卒業後、金融機関、中小企業支援機関を経て、平成25年4月から徳島大学環境防災研究センター

企業や行政などの危機管理、地域防災をテーマに研究を行っている

工学博士

会長挨拶

近頃の異常気象、線状降水帯の多発、土砂災害など、災害の危険性が高まる中、ぴったりのタイミングでの勉強会です。

私たちにもできる、身近な防災について話していただけると期待しています。

講義内容

1.徳島市における自然災害リスク

災害は、正しく知って、正しく恐れる

ハザードマップなどを活用

・東日本大震災クラスの地震・津波はそれ以前のハザードマップには入っていなかったため、震災後に見直しがされた

・南海トラフ地震のハザードマップの想定も、東日本大震災以前は100年程度の単位で発生する地震だったが、「想定すべき最大クラスの地震・津波」へ見直された

2.住民などの責務

災害時に助けとなるのは「自助7・共助2・公助1」と言われている

「自分の身は自分で守る」が基本

3.自主防災組織と自主防災活動

自主防災組織による多様な活動

地域、企業、学校で避難訓練や避難所運営ゲーム(HUG)など

4.鳴門市里浦・川東地区での事例

地震・津波リスクの現状 → 必要な事前準備と非難行動を検討 → 訓練企画 → 訓練実施

→ 振り返り → 是正・改善    

5.まとめ

  • 地域、行政、企業、中学校が連携した避難訓練の実施により、新たな課題やその改善に取り組むことができた
  • 地域の防災活動に、いかに幅広い世代を巻き込んでいくかは、将来の地域の防災力を決定していく大きな要素となり得る

6.ワークショップ

『砂漠で遭難したときにどうするか』

このミッションは何か?

  • 生き延びること
  • 環境の変化に応じて、ミッションを実現するための正しい戦略を選べることが大事

お礼

ありがとうございました。

毎年のように異常気象という言葉とともに、甚大な災害が起こっています。

自分で自分の身を守ることを基本に、これからも防災について学んでいきたいと思います。

次回映画鑑賞

日時:10月16日(月)13:30~

会場:徳島県立総合福祉センター5階ホール

映画:『老後の資金がありません』

2021年 主演 天海 祐希

 

写真:32期 常陸  記:38期 佐々木